トプカのこだわり2
スパイスとインドカレー
トプカではインドカレーも欧風カレーと同様に
理論で組み立てるスパイスにこだわってます。
スパイスは組合せとバランスが大事
欧風カレーでスタートしたトプカは
半年後にインドカレーもメニューに加わりました。
トプカのオーナーには
今はなくなりましたが、好きなインドカレー屋があって
欧風カレーだけでなくインドカレーも作りたいと考えていたそうです。
作り方も味わいも全く異なるインドカレーを
当時いたインド人スタッフに基本を教わって
トプカ独自のインドカレーを開発しました。
インドカレーで大事なところはスパイス
その独自の製法はスパイスを薄く焦がすのです。
ニンニク、ショウガと一緒に油で炒めて鍋肌に薄い茶焦げをつけて、
それをブイヨンで落とす。
それを何度も繰り返す。
黒くなると苦みになるから、茶焦げまで。
そうするとコクというか、味に奥行きが出るそうです。
手間をかけるのは当たり前と考えるのがトプカ流。
カレーベースの種類もムルギ、ポーク、エビで一つ、
キーマ、マトンでそれぞれスパイスの配合を変えてます。
更にワインを使ったりしてフレンチのエッセンスも入れてます。
スパイスはカレーによって6~10種類使ってます。
オーナー曰く「30種類のスパイスを使ってます等等」とか聞くけど、そんなに必要ないそうです。
大事なのは組合せと全体のバランスでどんな味を作るか。
例えばクローブだけが突出していたりするのはダメだそうで
自分の作りたい味を決めて理論を組み立てているそうです。
独自の商品の為、オープン当初はかなり苦戦したそうです。
特に当時は激辛スパイスカレー馴染みのある人が少なかった。
当時、一番辛いムルギカリーを食べて「辛すぎるよ!」と言われても
「すいません。うちはそういう店なんで」って言ってたそうです。
オーナーは辛さが選べるのが好きではなくて
「うちの味はこれだから気に入ったらまた来て」というスタンスを大切にしてます。
オーナーの信念を曲げないカレー作り、ストイックに味を守り続ける原動力。
それはお客様の「いやーうまかった!」
この一言に支えられてます。